お料理備忘録R6.11.6(網代の活締めハモと松茸の煮浸し)

ちょっとグロいが活締めの神経抜きのハモを買えた。ピカピカ輝いてるのが証拠の写真だ。

伊豆でもハモは良く獲れる!

伊豆と言っても相模湾側が多い。

ただ皮が硬めだとは思う。

地元ではあまりお料理する人が少ないのか分からんが人気がない。

なので良いハモがイージーに手に入る。

とてもありがたい事だ!

東京ではハモは高級品だった。

豊洲の水槽で生きているハモは手が出なかった!

ハモは死んで時間が経つと価値がガクンと下がる。

生きているハモを料理すれば、お刺身感覚で食べる事が出来る。

さっとだけ火を通すお椀も美味しい。夏ならジュンサイとあわせてツルツル食べたい。

死んで時間が経つと生もの感じで食べるのは抵抗がある。

焼いてハモの棒寿司なんかも美味しいな!天ぷらも普通の魚より珍しいから喜んで貰える。

ハモは食べる側も料理する側も何となく高級な感じにしてくれるお魚だと思う。

フグもそんな感じだが

どちらかと言えば西の方の人がお料理する印象が強い。

京都では夏になれば必ず登場する。

逆に登場しないと怒られる案件だと自分は思っている。

旬が夏のお魚だけど名残だと秋まで使えるお魚だ。

ハモと松茸のお鍋は秋のお料理のご馳走だ。

ハモを捌いてハモのアラで出汁をとり、そのハモ出汁で松茸を炊いて冷ます。

ハモの身は骨切りしてシャブシャブしたら冷たいハモ松茸だしに漬けこむ!

一晩置けばハモコラーゲンでプルプル状態になる。

お刺身と煮物の良いところ取りの料理を目指す。

そのまま食べても美味しい!

温めて食べても美味しい料理になっていると思う。

ハモは中骨や腹骨は湯通しして臭みを抜き

頭や尻尾は強めに塩を振ってコンガリ焼き上げる。

焼いた湯通ししたりと使い分けて合わせる事で深みのある味がでる

ちょっと説明すると喜んで貰える物だ!

お酒と昆布と塩焼きの頭の塩分だけで味を持っていく。

ネギや大根や季節の新生姜なども加えて野菜だけで甘みをだす。

50歳過ぎのオジサン世代料理人は

素材と酒と塩と昆布だけでお料理を美味しく出来るとカッコいいと感じる世代だと思う。

醤油を使わないと偉い的な感覚は何となくある。

もはや昔の人と呼ばれて何の異論もないな!

自己満足の世界でのんびり余生を過ごせるのは悪くない人生だ。

これからも、ゆっくり好きな事をたくさん出来る生き方を目指そう!