お料理備忘録R7.1.14(伊勢海老の吉野煮)

吉野煮と言う煮物は

とろみをつけたお出汁で煮る料理だ

後からでは無くて最初からとろみを加えている。

まぁ『かきたま汁』だな!

葛粉で一番有名な吉野葛から名前を取ったのだろう。

良いところは素材を柔らかく縮ませないで旨味を逃さず煮る事ができる。

悪いところは焦げやすいので火の通りにくい食材には向いてない。

今回の伊勢海老などは生でも食べられるので非常に相性が良い食材だ!

頭はあらかじめ蒸しておき旨味を閉じ込めて温める程度に火を入れて仕上げている。

素材自体の旨さを引き出している。

治部煮は結果的にとろみが付く料理だ。

治部煮の方がお出汁に味が移る料理だと思う。

吉野煮も治部煮も方向性が同じだが

考え方で使い分けをしている。

お料理備忘録R7.15)伊勢海老の治部煮)

治部煮!

金沢の郷土料理だ。

ジブジブ言わせて作る料理だから治部煮らしい

ジブジブが何なのかは良く分からないが

料理の説明をお願いされた時には

ジブジブと説明している。

まぁ伝わらないとは思う!

ザックリ説明すれば暖かい蕎麦ツユの中にワサビを溶かし

小麦粉をまぶした食材を入れて煮れば治部煮と呼べる

小麦粉をまぶしているのでトロミがつく。

あんかけでは無いがトロミがついた煮物で尚且つワサビ風味と言うのがキーワードになる。

鴨などが有名だが普通に鶏肉でも美味しい。

食材が硬くならないでしかも縮まないと言うとても優れた料理だと思う。

自分は牡蠣や魚なども治部煮にする。

今回は伊勢海老を使った!

伊勢海老の頭で出汁を取り

伊勢海老風味の蕎麦ツユを作り

小麦粉では無く片栗粉をまぶして

瞬間的に火を入れる。

たったそれだけなのだが

かなりのご馳走感がある。

見た目もインパクトがあり

何より瞬間的に仕上げられるのが良い。

身の方はレアな火入れの方が美味しいから時間がかからない!

お刺身よりも喜んで貰えるのも

とても有難い。

伊勢海老のお刺身はとても美味しいが身体の割には食べるところがとても少ない!だからこそご馳走なのだろう!

鬼殻焼きなど半分に割ってタレ焼きにするのだが頭にしっかりと火を入れると身の方がカチカチになってしまうのが個人的には好きになれない!

伊勢海老の出汁は本当に美味しい!

しっかり伊勢海老の味がする。

何なら他の海老の出汁に伊勢海老の出汁を混ぜるとほぼ伊勢海老の味になるくらいパワーがある。

自分で食べるなら頭はすり潰してソースやスープを作るのが一番美味しいと思う!

だけどやっぱり頭がついていると

かなり豪華だし贅沢な気持ちになれるな。

お料理備忘録R7.1.15(黒ムツ炙り寿司)

自分はアニメ好きだ!

一歩間違えればオタクと言われる人達並みに詳しい知識がある。

かと言って美少女系は興味がない。

最近の漫画がアニメ化されると

凄いクオリティの高さにビックリする。

昔は確実にアニメ化された物より

漫画の方が面白くて興奮した物だ。

50歳過ぎたオジサンなので

ドラゴンボールや北斗の拳を

リアルタイムで少年ジャンプで毎週楽しみにしていた。

少年ジャンプを楽しみにしていたが

アニメを見ていたか?と言うと

全く観ていなかった気がする。

しかし現在のアニメ技術はとんでもないな!

Netflix先生がオススメしてくる

アニメを片っ端から観ているが

どれもこれも凄く面白い!

良い時代だ。

面白いので続きが気になるので

漫画を読んで見ようと思えば

アニメほどの興奮があまり感じられないのだ!

面白いのは面白いのだが

時代は変わるのだなぁと感じる。

CGやらAIやらを駆使して作る映像はとんでもないな!

ドラマや映画なども漫画が原作の物が沢山出回っている。

自分の奥さんは何故か?

鬼滅の刃だけは夢中になって観ていた。

単行本も全巻揃えて映画館まで

観に行ってきたほどだ。

しかし漫画を読むのが苦手な奥さんは結局、途中で読むのを辞めてラストの結末を知らない。

そういえば東京リベンジャーズのアニメも見ていた。

自分は今はアンダーニンジャの映画版を楽しみに待っている。

話しは黒ムツに戻る

最近は魚の長期熟成と言うのが流行っている。

最近でもないか!

内臓を取り除き血を完全に抜き

真空パックにして氷水に漬け込み

長期間置いて置くと腐らずに皮の脂が身に周り美味しさのレベルが上がると言う物だ!

新鮮な魚を処理するのが前提だ。

マグロやクエなどの大型の魚は

熟成させなければ全く美味しくない。

新鮮なマグロなど味が殆どしない。

自分は海から近い場所でお仕事しているので新鮮な魚には困らない。

有難い事だ。

普段は毎日の様に次から次へと

お魚を仕入れているので熟成など

している間もなく

お料理してしまっているのだが

お正月シーズンはとても助かる技法だ

超新鮮な黒ムツは普通に扱っても

脂の塊の様な魚だが熟成をかけると

まるでバターだ。

皮目を炙ってお寿司にしたのだが

油断すると真っ黒焦げになる。

マグロの大トロに負けない美味しい

お寿司だ。

伊豆暮らしオジサン三島大社で福太郎を買う!R7.1.12

三島大社で初詣をしてきた!

昨年からお世話になっているので

初詣は奥さんと二人で参拝しようと

約束していたのだ。

何度も三島大社にはお参りに来た事がある。

御朱印も沢山頂いていた。

お参りに来るたびに目にしていたのだが全く持って今まで素通りしていた縁起物!

福太郎!

今年はついに買ってみる事にした。

伊勢神宮に行ったら『赤福』!

の様な物だろう。

由来は色々ある様だ!

五穀豊穣のお祭りにまつわるお菓子らしい。

黒いお面をつけた福太郎と言う人が

稲作の天敵の鳥を追い払う狂言の様な物から福太郎に見立てた蓬餅を作ったとか?

とにかく持ち帰り

我が家の神棚にお供えをしてから

いざ実食!

ぷりぷりの蓬餅だった!

あんこがあまり得意では無い奥さんも縁起物と言う事でアンコを省いて二つほど食べた。

残りは全て自分が食べた。

おかげで体重が速攻で増えた。

伊豆暮らしオジサンの初詣2025(三島大社)

初詣は昨年お世話になった

三島大社にお参りに行こうと決めていた。

三連休の中日に時間が取れたので

奥さんと二人で三島に向かった。

そして渋滞にハマる。

三連休と言うのもあるのだろうが

成人式やら消防団のパレードやらが

重なっていたらしい。

三島大社の駐車場も諦めていたが

運良く駐車場待ちの列に並べた。

後ろの車は駐車場待ちもさせて貰えなかったから本当に運が良かった。

他県ナンバーの車がカナリ多く見えた。

それだけ三島大社信仰は絶大なのだろう。

他県から来て駐車場難民になるのは

本当に悲しみ一杯だろう。

自分も他所の街に出かけて駐車場難民になると途方にくれてしまう。

三島大社の境内はお祭りの如く出店で埋め尽くされていた。

しっかり新年のご挨拶をして

お守りを買い御神籤を引いた。

奥さんと二人一緒に末吉だった。

新年早々『凶』が出ないだけ良かったと思う。

それにしても日本人は無宗教と言いつつ、しっかり参拝の作法はマスターしているし神社に敬意を示している。

鳥居を潜る前には帽子も脱ぐし 

キチンと頭も下げている。

お賽銭を入れる時にはサングラスを

外して作法通りお参りする。

しっかり神道の作法をマスターしている。

とても良い事だ。

節分や雛祭り端午の節句など

神道祭事を必ず行い食い初めや七五三なども忘れていない。

あまりにも自然にやっている行為なので宗教と言う括りに縛らなくても日本人なら皆誰でも神様を信じているのだろう。

色々言われることも多いがとても素敵な国だと自分は思う。

そして今年は自分が八方塞がりの年

慎重に生きる一年だ。

節分になる頃またお祓いに

三島大社にお参りに来る予定だ。

お料理備忘録R7.1.12鮑の松前漬け)

お正月明けの三連休

世間では雪が降ると言う噂だ

噂のせいか分からんが

いつもの連休に比べると車が少なく感じる。

ご近所では箱根が雪らしい。

久しぶりに朝からニュースを眺める

時間ができたが

世の中は大変な事が沢山起きているのに驚いた。

お正月とても忙しかったが自分はとても平和に生きているんだと思った。

昨年も大地震やら飛行機事故などの

大きなニュースはかなり遅れて目にしていた。

何があるか?分からないこの時代

富士山もいつ噴火するかわからない。

いつ何があっても後悔しない様に

毎日楽しく生きていこうと思う。

話しは変わり

松前漬け!

その名の通り北海道の郷土料理だ

松前藩の料理が発祥らしい。

郷土料理ではあるのだが

縁起の良い食材で纏めているので

お正月料理としても大活躍してくれる。

本来は昆布と数の子と干しスルメイカを醤油漬けにする。

献立の中で

昆布を『喜ぶ』と書く事もできる

スルメは『寿留女』と書き

数の子は子沢山や子孫繁栄を表す。

三つも縁起物が合わさった料理なので

おめでたい料理になる。

今回は子持ち昆布と鮑で仕上げて

更に贅沢料理に仕上げた。

一月中はまだまだおめでたいお料理を作る日々が続く。

伊豆暮らしオジサンがグランメゾン.パリを観に行く!(R7.1清水町サントムーン柿田川)

奥さんと二人で楽しみに待っていた。

グランメゾン.パリを観に映画館に行った。

田舎の伊豆市には勿論の話だが

映画館など存在しない。

映画を観るとなると沼津のララポートに行くか

沼津の手前のサントムーン柿田川と言うショッピングモールまで行く事になる。

お買い物のついでになると沼津まで行くのだが

映画だけが目的なら清水町のサントムーン柿田川を目指す事になる。

伊豆市からなら車で30分くらい

ちょうど渋滞に巻き込まれる道なので時間帯によってはもう少し時間がかかる。

距離にすれば15キロ程の距離なので

田舎感覚からすれば近所だ!

ララポートから見れば洗練されたお店は少ないが

田舎暮らしをしている自分には十分過ぎるデパートだ。

あまり良い事では無いのだろうが

田舎の映画館は、いつでも空いている。

この客数で営業が続けられるのだろうか?と心配になるくらいだ。

上映時間の確認はするが前売り予約などはした事がほぼない!

隣の席に他の人が座っている状況がまず無い。

都会では予約無しに観る事など考えられなかったが。

そんな訳でグランメゾンパリ!

ゆっくり奥さんと二人で観てきた。

映画が初まる前に放送したドラマ版も二回観た。

勿論!数年前に観ていたドラマも

Netflix先生で復習済みだ。

奥さんも珍しく復習にお付き合いしてくれた。

ドラマだろうがフィクションであろうが50歳過ぎのオジサンとオバサンがパリを舞台に0からミシュラン三ツ星を狙うなど本当に凄い事だ!

オジサン料理人にとっては正に希望の星だと思う。

とても純粋に憧れてしまう。

やっぱりキムタク先生はカッコ良い!

現実は厳しいが自分もお料理のお仕事をしている人間として頑張ってお料理を作ろうと気持ちを奮い立たせてもらった。

心からキムタク先生にありがとうを言いたい。

函南町春日神社の大楠木R7.1.11

正月あけの三連休!

大雪警報が東京に出ている。

東京とあまり変わらない気候の伊豆だ

きっと伊豆でも雪が降るかもしれない。

九州でマイナスの気温になり

路面が凍って事故が多発してるらしい日本海側は災害級の大雪との事だ

正に異常気象だ。

そんな中だが

久しぶりの休日!

特に予定もないオジサンは久しぶりに

ダーツでも投げまくろうと

三島方面へ車を走らせた。

予定も無くあてもなく車を走らせると

とりあえず知らない道を走ろうとしてしまう。

油断するととんでもない険しい道に紛れ込む事もあるので要注意なのだが

新幹線の線路沿いに何故辿り着いたのかは分からないが何だかとんでも無くデカい木が見えたので近づいてみた。

近くに車を止めて歩いて近寄ってみると

更にとんでも無い大きさに感じた。

函南の春日神社の大クスと言う事だった。

自分は奥さんから神社参拝巡りを禁止されているので鳥居をくぐる事はしなかったが

この楠木のデカさは圧巻だった。

体感では熱海の来宮さんの樹齢2000年の楠木よりも遥かにデカく感じた。

なんでこんな場所にこんなデカい木が

聳え立っているのかはわからないが

一見の価値は十分過ぎる程ある。

高さ15メートル近く

木の周りは10メートルくらい

樹齢850年と言うから驚きだ!

なんならこのクスノキを見に

ここに来る価値がある。

が駐車場がなく路上駐車も出来ない細道だ!

自分から見ればとんでも無い観光資源の様に感じられる。

伊豆市暮らしオジサン新年筋トレ復活R7.1

年末年始はジム自体がお休みだった。

その前からお仕事が忙しくて

筋トレで体力を使うと支障がでるレベルだったので泣く泣くジム通いをお休みしていた。

やはり筋トレと言う物はある程度余裕がある人が出来る物だ

またはカナリの強い意志を持っている強者だ!

強者であれば多分どんな環境に置かれても何でも出来るのであろう。

いわゆる勝ち組と呼ばれている成功者の方にポッチャリさんは少ないと思う。

自分も家にはコロコロ腹筋マシーンがあるのだが

ほぼ家では筋トレなどしない。

ジムに行かなかった時などコロコロ腹筋マシーンぐらい出来るはずなのだが全くヤル気にならない。

なのでやはり強引にでも無理をしてでもジムに行き筋トレをするしかない。

自分の行っているジムは東京では

まぁ普通の金額だが田舎では安い方では無い。

元来貧乏性の自分は元を取る為と言う理由も重なり通い続けていられている。

なので月に何度行けば一回いくらになるか計算をしながら筋トレをしている軟弱者だ。

そんな訳で正月明けの4日から必死にジム通いを復活した。

普段から肉体労働の立ち仕事だが

お仕事と筋トレは別物だ。

自分は昼休みの1時間程を筋トレに充てているのだが有酸素運動は苦手なのと時間が足りない事もあり。

普段はひたすら重いものを上げたり

引っ張ったりしている。

YouTube先生やらTikTok先生からは筋トレ動画を死ぬほど勧められるのだが50歳過ぎのポッチャリオジサンが同じ事を出来るはずもない!

がしかし

継続は力也とは良く言った物で

年明け早々

目標のベンチプレス100キロを

あげる事に成功した。

MAX3回あげることができた!

次は100キロ10回あげるのが目標になった。

いつも奥さんには季節が変わる度に

もうジムは辞めると言いつつジム通いを続けている。

二年間頑張って全く体重が変わらない。

まぁそれだけ食べていると言う事なのだろうが

それでも今はただのデブでは無く

ガッチリさんには見える様に引き締まったとは思う。

ただ仰天ニュースのダイエット成功者を見る度にとても羨ましく思う。

国民的アイドルが全カットされていたのには度肝を抜かれたな!

やるな!日本のテレビ局!

お料理備忘録R7.1(活ハマグリと田芹の蛤ジュレ)

やっと自分の忙しい正月が終わった。

数週間ぶりに丸一日ゆっくりお休みができる。

まぁこれから普通にお休みが出来る

日々が帰ってくるのだが

そして奥さんは仕事初めだ

奥さんは年明けは毎年大忙しだ

毎日残業が続く。

昨夜は風邪予防の為にヤスモと言う

風邪薬をのんでベッドに横たわり

残業の奥さんを待っているつもりだったのだが

気がついたら朝だった。

LINEにも返事をせず

大声を出して帰って来た奥さんにも

反応しなかった自分が死んでるのでは?

と思ったらしい。

まぁスヤスヤ眠っていただけなのだが

しかし久しぶりに10時間通しで寝れた。

50歳過ぎたオジサンとなると

中々長い時間眠れなくなるものだ

今日は久しぶりのお休みだ

ゆっくり寝て疲れも取れた。

のんびり遊びに行こうかと

ウキウキだ!

話しはハマグリになるが

ハマグリは冷蔵庫に入れておけば

結構長生きしてくれる。

年末に仕入れても正月明けまで軽く生きてくれる。

とても助かる。

お正月ならではのお吸い物にしても良い

ハマグリの吸い物も縁起物だ!

まぁお正月と言うよりは雛祭りや婚礼の料理だが

二枚貝は二つで一つと言う意味があるし

お姫様を表す事も出来る!

何とも華やかな食材だ。

ハマグリと言うだけでおめでたくなるとは本当に凄い貝だ。

日本人は貝塚を作るくらいだから

昔から貝を愛していたんだろうな。

鮑が好きと言う理由で伊勢神宮を作った神様の末裔なのだから