正月!
市場が休みになるために
あらかじめお魚やお野菜を買い込んでいた。
お野菜は外に置いてあるコンテナに
しこたまストックした。
田舎ならではの有り難さだ!
都会なら盗まれる心配があるからな。
ちょうど良い外気温のおかげで
お野菜はかなり鮮度抜群の状態で
保たれている。
年末年始を無事に終える為に何度も
道の駅に足を運んだ。
おかげで無事にお正月もお料理を作り続ける事ができる。
芽キャベツと言う野菜を若かりし頃は見た事が無かった。
30半ばで料理雑誌で初めて知った。
芽キャベツのコロッケと言う料理を
フレンチのシェフが作っていたのが
鮮明に記憶に残っている。
芽キャベツをバターでじっくり炒め煮にしてパン粉を潜らせ揚げるのだが
自分の眼にはとてもオシャレに見えた。
都会のシェフは全てが違うと
芽キャベツ一個で痛感した記憶がある。
そもそも芽キャベツとは
キャベツの赤ちゃんだと思っていた。
初めて生の芽キャベツが育っているところを見た時は思わず叫んでしまったほどだ!
小さなキャベツが一つの枝にまるでブドウの様に実がびっしりついてるのだ!
衝撃的だった。
ザクロを初めて体験した時はもっと衝撃的だった。
ザクロと言う存在を知らなかった修行時代の頃
リンゴだと思ってザクロを包丁で真っ二つに割ったのだが
あの小さなプチプチの実が
ザクロを知らない自分にとっては
変な虫が大量に湧いているとしか思えずにゴミ箱に投げ捨て袋を縛って速攻で外に放り投げた。
あとでザクロを探し回っていた先輩にバレてボコボコに殴られた記憶がある。
ザクロを見ると50歳過ぎたオジサンになっても、いまだに鳥肌が立ちまくる!
話しはそれたが
芽キャベツには何となくだがバターの風味がよく合うように思えて仕方がない。
バター風味の昆布だしで芽キャベツのお浸しを作り
生ハムとパルメザンチーズで和えて
お酒のおつまみにしてあげた。
そのままでも美味しいので
温めてスープにしても良いのだが
更に卵焼きやオムレツに入れても
とっても美味しい!
何にせよあと少し頑張れば市場の
お正月休みが終わる
それから僕のお正月休みがはじまる