仕入れ備忘録R6.12(駿河湾産伊豆カサゴ)

今日はめちゃくちゃ寒かった!

富士山も真っ白だ。

朝、出勤する時

車の窓ガラスがガッチガチに凍ってた。

出発するのに10分かかった。

それでも雪国生活に比べれば

まだ幸せだな。

毎朝10分どころでは無い

田舎の雪国なら雪の中から車を掘り出す事から始まる。

自分も奥さんも雪国出身だから

雪国生活の過酷さは痛いほど理解してる。

伊豆市修善寺はよっぽどの事が無い限り雪は積もらない東京とさほど状況は変わらない。

もうすぐクリスマスだ。

そりゃあ寒い!

クリスマスと言えば有馬記念だ!

奥さんは競走馬が大好きだ。

競馬が好きな訳では無く

馬が大好きなのだ。

東京で暮らしてた頃は良く競馬場に

馬を眺めに行った。

府中の競馬場は競馬をしなくても

楽しめる場所だ。

食べ物屋さんも沢山あるので

外でビールを飲みながら走る馬を眺めるだけで最高だった。

大井競馬場の夜のレースはとっても綺麗だった!デートには超オススメだ。

今は夜はイルミネーションになっているようだ!

数年東京を離れるとドンドン新しくなった物が溢れているな!

競馬場の1番の思い出は有馬記念だ!

人生で一度くらいは生で観てみたい

と思っていた。

奥さんと二人で電車で府中に向かった。

東京競馬場に着いたのだが何故かガラガラ!

お客さんが殆どいないのだ!

そう。

有馬記念は中山競馬場で開催されるのを二人は知らなかったのだ。

少しの間、頭が真っ白になり

その後、大慌てで電車に乗り船橋まで急いだ。

結果!有馬記念の興奮に間に合った。

たしか競馬は外れたはずだが大興奮の感動を味わった。

あの凄まじい大勢の人達とハズレ馬券を空に向かって放り投げたのは嬉しかった。

あまりの人の多さでとてもじゃないが走っている馬など到底見えない。

そもそも出遅れているのだから

会場に入れただけでも奇跡だ!

道中、奥さんとケンカになったり

アクシデント満載の1日だったが

自分達は有馬記念を生で観たことがあると

お話しする事が出来るのは自慢の一つになる。

話しは戻り本日のお魚は伊豆カサゴ

本当はイヅカサゴであって

イズカサゴでは無いらしい

なので伊豆カサゴでは無いと思うのだが

沼津の市場に並べは伊豆カサゴとして売られたりする

鬼カサゴと言った方が東京ではメジャーだし値段も格段に跳ね上がる。

大きくなればなるほど高級になる。

とにかく出汁が美味しいし

身のプリプリ感は堪らない。

カマの部分など魚と言うよりは肉だ!

肝や内臓まで美味しい!

お刺身も美味しいが自分はシャブシャブが最高だと思っている。

今回は頭を酒蒸し風の潮炊きにした。

鬼カサゴはおろすのが本当に痛い!

至る所にあるトゲには毒まであるしエラなどはカミソリ並みの切れ味で手がボロボロになってしまう。

しかも頭は超硬い!

若い頃はパワーで押し切っていたが

軍手をハメながら触るのがオススメだ。

綺麗な花にはトゲがあると言うが

美味しい魚にもトゲはあると思う。