仕入れ備忘録R6.11.8(駿河本海老)

駿河湾のホンエビ!

正式名称はヒゲナガエビと言うらしい。

戸田のトロール船が獲ってきてくれる深海エビだ!

姿形は甘海老に似ている。

お刺身でも食べられるエビだ。

ただ劣化のスピードが速い!

まさしく鮮度が命の食材になる。

良く甘海老より甘いと言う謳い文句なのだが

自分は歯応えや香りは甘海老の方が好きだ!これは好みの問題だな!

鮮度の良いホンエビを皮を剥いて、そのまま食べても良いのだが自分は少しエビの癖が強めにでてる気がする。

なので皮を剥く前に冷たい氷水にお酒をいれて一度洗ってあげる様にしている。

伊勢海老の洗いやカニのお刺身で使う技法だな!

これだけでもかなり身の締まりとエビ臭さの問題が解決する。

更に一瞬だけ湯通ししてから直ぐに冷たい昆布出汁に漬け込んであげる。

表面だけ火が入り中は生の状態にすると甘みが倍増するし劣化も止められる。

エビの頭と殻は出汁も取れるし

ソースも作れる。アメリケーヌだな!ビスクスープも作れる。

エビ油と言う物を仕込んでも良い!

なんなら身よりも使い手がある。

今回は冬瓜と一緒にホンエビをお浸しに漬け込んだ。

駿河湾の小さなサメのフカヒレを炊いて冷ましてフカヒレゼリーを作り上からかけてあげる。

中華料理の様で日本料理の味つけになっている。

何にせよ美味しい伊豆を代表するエビです。