お魚仕入れ備忘録!
本日はしまあじ!超高級魚だ
養殖物もあるのだが、こちらは天然物!
水曜日は豊洲市場がお休みだ。
なので東京の送り魚と言う物が少ない!なので水曜日は狙い目だ!
特に高級魚は東京の仕入れ業者が値段を釣り上げるので中々手が出ない価格になる事が多い!
東京のお寿司屋さんなどは値段度外視に買って来いぐらいの勢いで注文出来る人気高級店が多いから良い魚はセリでどんどん高値がつく!
しまあじの天然物などはキロ値で6000円を超える時もある!
1キロの魚が一匹6000円すると言う話しだ!
しかも大きくなればなるほどキロ値が上がる!
2キロオーバーの魚体のしまあじなどはとんでも無い金額だ!
一匹で軽く10000円を超える!
2キロのお魚も捌いて皮を取ってお刺身に出来る状態にすると半分くらいの重さになる!
そうなるとお刺身状態の値段は倍の20000円と言う事になる!
お寿司用のサイズにカットするとだいたい1枚が20グラムから30グラムの重さなので1枚の値段が400円以上になる!
しまあじのお寿司一貫が原価で500円以上と言う事になる!
原価なので500円で売ってもお店は大赤字になる。
500円を超える値段で売っても電気ガスなどの光熱費や人件費オマケに家賃などは払えない!
と言うとお店で天然縞鯵を食べると
いくら払えば良いのだろうか?
到底、自分には手が出ない!
自分も東京でお仕事している時はとてもじゃないが買えない代物だった。
豊洲市場で並んでいる物ですらおいそれと買えはしない。
そして超高級店が買い付けるお魚は見える所に並ばない!
と言う事で見る事も叶わない!
が地元ならではのフットワークとネットワークで駆け回り狙い目を見逃さなければ、豊洲市場ではどうあがいても買えない縞鯵を買うチャンスがあるんだなぁ!
これは田舎暮らしで最大の幸せだ!
縞鯵の腹の部分のお刺身!
いわゆるトロだな!東京で1枚500円のお刺身を3枚も使えるんだな!
普通の飲食店は3倍の値段をつけて売る事で利益がでる!所謂お給料が貰える仕事になる、それ以下の金額はボランティアになる。
お刺身三切れで4500円払える人はあまりいない!自分でもくださいと言えない!
それはそれは
とても贅沢なお仕事をさせて頂いていると感謝できるのは東京で頑張った経験があるからだ。
食べてくれる人達にもこの思いを届けたいといつも思いながらお仕事をしている。