沼津で揚がるアカラサ
正式名称は姫子鯛!
とても可愛らしくて美味しい魚だ
小さな小魚ながら天ぷら屋さんに大人気の魚
本日はとっても小さいサイズ
わずか数百円で買えた!
これが二回り以上大きなサイズになると10倍の値段になる。
大きなサイズを選んでよけて余った小さなサイズを分けてもらう感じだ。
ただ小さいサイズでも味は美味しい!
鮮度の良い物はお刺身でも美味しい!
皮目にお湯をかけたり炙ったりするのも良い!
が小魚なのでとても手がかかり時間がかかる。
やる気と元気がある時にしか出来ない仕込みだ。
本日は他の鮮魚の仕込みも沢山あるのでエラと内臓をとって下味に漬け込むまでにした。
それだけでも時間はかかる。
骨が柔らかいので唐揚げにすれば丸ごと食べられる。
南蛮漬けにすれば普通なので少し考える事にしよう。
小さな鯵よりは手がかからないかも知れない。
若い頃はお魚の勉強をする為に市場や魚屋さんにお願いして魚を触らせて貰ったものだ。
最初はひたすら小魚と戦っていた。
アルバイトですら無く報酬は魚の頭や骨だった。それをお店に帰って焼いたり煮たり勉強した。
それが仕入れをする様になった時に威力を発揮して良い魚を買える料理人になれるものだった。
時代が変わるのは悪いことではないし、1日のスピードが昔とは格段に違うから仕方がない。
便利な世の中を昔と同じスピードで生きても仕方がない。
お料理の仕事もどんどん新しい機械が開発されて便利になっている
50歳過ぎたおじさんだけど、まだまだ新しい事に出逢えるのは嬉しい。